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IoTエッジノードのための”ラズパイ” IoTエッジノードに最適な低消費電力WPAN(IEEE802.15.4) 無線をオンボード搭載したローコスト「RF IoT-Engine」を開発

IoTエッジノードのための”ラズパイ” IoTエッジノードに最適な低消費電力WPAN(IEEE802.15.4) 無線をオンボード搭載したローコスト「RF IoT-Engine」を開発

ユーシーテクノロジ株式会社注1)(東京都品川区 代表取締役:諸隈 立志)は、トロンフォーラム(東京都品川区、会長 :坂村健・東洋大学情報連携学部INIAD学部長)がオープンなIoT(Internet of Things:モノのインターネット)のための標準プラットフォームとして標準規格を定め、これに賛同する世界6カ国7社の半導体メーカが推進する「IoT-Engine」注2)の仕様に準拠したローコストな「RF IoT-Engine」を開発しました。従来のIoT-Engine製品は2枚基板で構成されていましたが、今回開発した製品は、ARIB T-108規格に基づく920MHz WPAN(Wireless Personal Area Network: 近距離無線通信)用の超小型・低消費電力RF(Radio Frequency)LSIとARM Cortex-M3のマイコンを1枚基板に搭載しました。また、板状逆F型アンテナ搭載することによりチップアンテナより高感度を実現しました。

これにより、IoT機器を開発するメーカは、簡単に6LoWPAN注3)という無線プロトコルをつかって低消費電力でクラウドに繋げることができます。

従来IoT機器を開発する場合、安価なラズベリーパイを利用して無線LAN接続によりクラウドに繋ぐ方式がよくとられてきました。無線LANの電波は非常に混み合っており、現実の建物内で届く範囲は限られています。IoT機器では、比較的少量のデータをクラウドと通信することがほとんどであり、IoT用の920MHz無線を使う方が、電波が届く範囲が数倍以上広く、また低消費電力ですみます。

今回開発した、RF IoT-Engineは、IoTエッジノードのめの”ラズパイ”の位置づけで各種装置を簡単にIoTエッジノード化することができます。また、「RF IoT-Engine」の価格は1000円台で品質・価格の面からもIoT機器の組込むことが可能です、広い領域に多数の装置と通信するようなスマートビルのセンサーや機器、工場などの装置のモニタリングなど今後市場が期待される領域に採用されていきます。

この「RF IoT-Engine」は、2018年2月から1,000円台で販売を開始します。

2017年12月13日(水)から12月15日(金)にかけて東京ミッドタウンで開催される2017 TRON Symposium-TRONSHOW-の弊社ブースにおいて、展示します。
http://www.tronshow.org/

写真1.  従来のIoT-Engineの構成との比較

IoT-Engineは、トロンフォーラム会長の坂村健が提唱している「アグリゲート・コンピューティング」(図1)の実現を容易にする、オープンなIoT機器開発のための標準プラットフォームです。トロンフォーラムで標準化を進めているクラウド連携環境「IoT-Aggregator」と接続することにより、異なるメーカのIoT製品がクラウド間の連携機能により、総体的に連動することができるようになります。

ユーシーテクノロジは、今後様々なIoT-Engineや開発環境や関連した製品を開発・販売していくとともに、IoT-Aggregatorによるサービスやクラウド構築のコンサルティング業務なども提供していきます。

図1. アグリゲート・コンピューティング

トロンフォーラム会長である坂村健(東洋大学情報連携学部INIAD学部長)は次のように述べています。

「IoT-Engineは、アグリゲート・コンピューティングを実現するためにトロンフォーラムで標準規格を定めた、オープンなIoTのための標準プラットフォーム環境です。今回、ユーシーテクノロジ社が開発したRF IoT-Engineを使ってIoT機器を製造するメーカが低価格でクラウドに直結する機器を製造することができ、、IoT-Engineを応用した製品が広がっていくことを期待しています。」

「RF IoT-Engine」の主な特長

IoT-Engineと6LoWPAN RFモジュールを1枚基板化
  • IoT機器に組込める品質・価格
  • トロンフォーラムのIoT-Engine仕様に準拠
    • 4mmピッチ100ピンコネクタ
  • 小型・低消費電力を目指したWPAN(IEEE802.15.4) 無線を搭載
    • ARIB-STD-T108準拠920MHz帯(IEEE 802.15.4g)をサポート
  • 板状逆F型アンテナ搭載することによりチップアンテナより高感度を実現
リアルタイムOS(RTOS)「UCT μT-Kernel2.0」を搭載
  • トロンフォーラムが公開している低消費電力対応のRTOSをベースに開発した「UCT μT-Kernel2.0」を搭載し、マルチタスクプログラミングによる高度な制御ロジックを容易に実装可能
  • クラウドのWeb APIに親和性の高いCoAP、6LoWPANプロトコルを搭載しインターネット(IPv6)と無線PANのシームレスな結合を実現
  • 6LoWPANボーダルータでIoT-Engineをクラウドに直結可能
  • 簡単でわかりやすいAPI(UDP/CoAP)によりクラウド経由で制御可能
「IoT-Aggregator」に接続可能
  • クラウドサービス接続機能を搭載し、トロンフォーラムで標準化を進めているクラウド環境「IoT-Aggregator」に接続可能

写真2.  RF IoT-Engine


注1)ユーシーテクノロジについて
最先端のユビキタス・コンピューティング技術を適用した IoT分野へのソリューションをご提供致します。組込みシステムからシステム構築、コンテンツ制作まで様々なテクノロジやサービスをご提供致します。
ホームページ:http://www.uctec.com/

注2)IoT-Engineについて
IoT-Engineは、坂村健トロンフォーラム会長が提唱する「アグリゲート・コンピューティング」を実現するためにトロンフォーラムで標準規格を定めた、オープンなIoTのための標準プラットフォーム環境です。IoT-Engineの標準規格では、基板上のコネクタとMPUに搭載するオペレーティングシステム(OS)が定められているほか、インターネット上のクラウドサービスに接続する機能を必須要件とします。IoT-Engineに搭載するOSは、トロンフォーラムがオープンソースとして公開している「μT-Kernel」です。IoT-EngineはIoT-Aggregatorと呼ばれるクラウド側のプラットフォームと連携することで、エッジノード同士がクラウドでつながる「アグリゲート・コンピューティング」に基づいた次世代の情報処理システムの構成要素として機能します。

注3)6LoWPANについて
6LoWPANとはIPv6 over Low-power Wireless Personal Area Network(IPv6を利用した低消費電力な無線パーソナル・エリア・ネットワーク)の頭字語で、低消費電力な無線モジュールから構成されるネットワーク上で、IPv6を利用するための通信仕様の事を指します。このような無線モジュールから構成されるネットワークでは、本来のIPv6仕様を扱うと通信のオーバーヘッドが大きいことから6LoWPANと呼ばれる通信仕様がIETF(インターネット技術タスクフォース)によって標準化されています。6LoWPAN仕様をWPANに導入することによって、IoTを構築することができます。6LoWPANはIEEE 802.15.4規格の無線通信プロトコルを利用します。

本件に関するお問合せ先

  • ユーシーテクノロジ株式会社(担当:山田、諸隈)
    Tel:03-5437-2323
    E-mail:press@uctec.com
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