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プレスリリース

Nuvotonの「Nano120 IoT-Engine」用 「Nano120 IoT-Engine Starter Kit」を販売開始

ユーシーテクノロジ株式会社
〒141-0031 東京都品川区西五反田2-12-3
TEL 03-5437-2323 FAX 03-5437-2297
E-mail: contact@uctec.com
URL: www.uctec.com

ユーシーテクノロジ株式会社[1](東京都品川区 代表取締役:諸隈 立志)は、トロンフォーラム(東京都品川区、会長 :坂村健・東洋大学情報連携学部INIAD学部長)がオープンなIoT(Internet of Things:モノのインターネット)のための標準プラットフォームとして標準規格を定め、これに賛同する世界6カ国7社の半導体メーカが推進する「IoT-Engine」[2]の開発キットを製品化します。今回の製品は、Nuvoton Technology Corporation(以下、Nuvoton[3])製のARM Cortex-M0マイコンNano120を使用した「Nano120 IoT-Engine」用の開発キット「Nano120 IoT-Engine Starter Kit」です。価格は198,000円(税別)で、2017年7月31日から販売を開始します。

この開発キットには、「Nano120 IoT-Engine」を搭載したIoT機器開発のための評価用ボード、ソフトウェアライブラリ、ソフトウェア開発環境、クラウドと接続するための920MHz 6LoWPANボーダールータが含まれます。IoT-Engineには、省電力の920MHzの無線モジュールが搭載されていて、6LoWPAN[4]により無線でボーダールータに接続し、WiFi経由でクラウドに接続できます。これにより、各種センサーとクラウドが連携したIoT機器のアプリケーションを素早く開発することができます。

今回対応する「Nano120 IoT-Engine」は、NuvotonのARM Cortex-M0マイコンNano120を搭載しています。NuMicro® Nano120マイクロコントローラーシリーズは1.8Vから3.6Vの幅広い電圧で動作するARM® Cortex®-M0コアをベースにしており、最大動作周波数は42MHz、内蔵フラッシュメモリのサイズは32/64/128キロバイト、SRAMのサイズは8/16キロバイトです。RAM保持機能によりパワーダウンモード時のスタンバイ電流は1μA以下、アイドルモード時の動作電流は100μA/MHz以下です。超低消費電力を特徴とするNano120は、電池によって駆動する機器、例えばスマート電気錠、スマートカードリーダー、ヘルスモニタリング機器およびスマートメーターに代表されるIoT関連アプリケーションに幅広く適用できます。フルスピードUSBインタフェース、ISO-7816スマートカードインタフェース、および外部メモリマップデバイスアクセス用の外部バスインタフェース(EBI:External Bus Interface)が搭載されます。またペリフェラルとしてUART-2系統、SPI-3系統、I2C-2系統、I2S、GPIOが搭載されます。

IoT-Engineは、トロンフォーラム会長の坂村健が提唱している「アグリゲート・コンピューティング」(図1)の実現を容易にする、オープンなIoT機器開発のための標準プラットフォームです。トロンフォーラムで標準化を進めているクラウド連携環境「IoT-Aggregator」と接続することにより、異なるメーカのIoT製品がクラウド間の連携機能により、総体的に連動することができるようになります。

ユーシーテクノロジは、今後様々なマイコンメーカのIoT-Engine開発環境や関連した製品を開発・販売していくとともに、IoT-Aggregatorによるサービスやクラウド構築のコンサルティング業務なども提供していきます。

図1. アグリゲート・コンピューティング

トロンフォーラム会長である坂村健(東洋大学情報連携学部INIAD学部長)は次のように述べています。
「IoT-Engineは、アグリゲート・コンピューティングを実現するためにトロンフォーラムで標準規格を定めた、オープンなIoTのための標準プラットフォーム環境です。今回、ユーシーテクノロジ社が広く組込み機器で使われている台湾のNuvotonのマイコンを搭載したNano120 IoT-Engineに対応するNano120 IoT-Engine Starter Kitを開発・販売したことにより、IoT-Engineがグローバルに広がっていくことを期待しています。」

Nuvotonマイクロコントローラーアプリケーションビジネスグループの副社長であるJason Linは次のように述べています。
「このたび弊社はユーシーテクノロジ社と協力し、最先端のモデルであるアグリゲート・コンピューティングのためのNano120 IoT-Engine Starter Kitを開発することができ、嬉しく思います。本開発キットは、低消費電力かつセキュアなIoT-Engineを搭載し、6LoWPAN対応モジュールによってデータインテリジェンスを備えたサーバであるIoT-Aggregatorへ接続することができます。Nano120 IoT-Engineは現在および未来のスマートワールドを支える軽量なエッジノードとして利用されるでしょう。」

「Nano120 IoT-Engine」の主な特長

Nuvoton製マイコンNano120搭載
  • パワーダウンモード時に1μA以下の超低消費電力を実現
  • IEEE 802.15.4、6LoWPAN規格、およびセキュア通信に対応
  • 豊富なペリフェラルを搭載
標準化されたコネクタ
  • 0.4mmピッチ100ピンコネクタ
  • マイコンの違いを吸収できる自由度を持たせた信号ピン割り当て
  • 低コスト・短期開発に有効なArduino互換I/O信号ピン割り当て
リアルタイムOS(RTOS)「UCT μT-Kernel2.0」を搭載
  • トロンフォーラムが公開している低消費電力対応のRTOSをベースに開発した「UCT μT-Kernel2.0」を搭載し、マルチタスクプログラミングによる高度な制御ロジックを容易に実装可能
「IoT-Aggregator」に接続可能
  • クラウドサービス接続機能を搭載し、トロンフォーラムで標準化を進めているクラウド環境「IoT-Aggregator」に接続可能

「Nano120 IoT-Engine Starter Kit」の主な特長

小型・低消費電力を目指したWPAN(IEEE802.15.4) 無線を搭載
  • ARIB-STD-T108準拠920MHz帯(IEEE 802.15.4g)をサポート
開発に必要なハードウェアとソフトウェアをオールインワンパッケージで提供
  • 導入したその日からIoT-Engineを使ったIoT機器の開発が可能
  • Starter Boardには各種センサーやアクチュエータを搭載
  • コンパイラや統合開発環境などのGCC開発環境も付属
UCT μT-Kernel2.0に加えてクラウドのWeb APIに親和性の高いCoAP、6LoWPANプロトコルを搭載しインターネット(IPv6)と無線PANのシームレスな結合を実現
  • 6LoWPANボーダールータでIoT-Engineをクラウドに直結可能
  • 簡単でわかりやすいAPI(UDP/CoAP)によりクラウド経由で制御可能
価格
  • 198,000円(税別)
発売日
  • 2017年7月31日

Nano120 IoT-Engine Starter Kit概要

ハードウェア
  • Nano120 IoT-Engine
    • Nuvoton製マイコン:Nano120(NANO120KE3BN) ARM Cortex-M0搭載
  • RFモジュール
    • 920MHz帯(IEEE 802.15.4g)をサポート
    • ユーシーテクノロジ製6LoWPANプロトコルスタックを搭載
  • IoT-Engine Starter Board
    • Arduino I/F、温度センサー、光センサー、モーションセンサー、ジョイスティック、RCサーボモータI/F、USBシリアル、LED、SWなどを搭載
  • 6LoWPANボーダールータ
    • 無線LANと無線PANを接続

ソフトウェア

  • GCC/Eclipse開発環境
    • コンパイラ/Eclipse IDE
    • 開発環境設定ファイル
  • UCT μT-Kernel2.0リアルタイムOS
  • UCT 6LoWPANプロトコルスタックAPIライブラリ
    • 6LoWPAN HCI/UDP/CoAP
    • CoAP Server/Client Sample
  • パケットスニッファツール
  • 周辺I/Oドライバソフト(T-KernelドライバI/F準拠)
    • I2C ドライバ、A/D 変換ドライバ、GPIO ドライバ、シリアルドライバ、Arduino I/F ドライバ、アナログジョイスティックドライバ、LEDドライバ、環境センサードライバ
  • クラウド接続サンプルソフト
  • IoT-Engineでのソフトウェア開発ライセンス付属
    • 3ケ月の無償サポート付き。6ケ月毎で延長可能(有償)
  • 各種マニュアル
  • オプション
    • SEGGER製JTAG-ICE 「J-Link」

Nano120 IoT-Engine Starter Kit


  1. ユーシーテクノロジについて
    最先端のユビキタス・コンピューティング技術を適用した IoT分野へのソリューションをご提供致します。組込みシステムからシステム構築、コンテンツ制作まで様々なテクノロジやサービスをご提供致します。
    ホームページ: http://www.uctec.com/
  2. IoT-Engineについて
    IoT-Engineは、坂村健トロンフォーラム会長が提唱する「アグリゲート・コンピューティング」を実現するためにトロンフォーラムで標準規格を定めた、オープンなIoTのための標準プラットフォーム環境です。IoT-Engineの標準規格では、基板上のコネクタとMPUに搭載するオペレーティングシステム(OS)が定められているほか、インターネット上のクラウドサービスに接続する機能を必須要件とします。IoT-Engineに搭載するOSは、トロンフォーラムがオープンソースとして公開している「μT-Kernel」です。IoT-EngineはIoT-Aggregatorと呼ばれるクラウド側のプラットフォームと連携することで、エッジノード同士がクラウドでつながる「アグリゲート・コンピューティング」に基づいた次世代の情報処理システムの構成要素として機能します。このIoT-Engineに参加を表明している半導体メーカは2016年12月現在、東芝マイクロエレクトロニクス、ルネサス エレクトロニクス、Cypress、Imagination Technologies、Nuvoton Technology、NXP Semiconductors、STMicroelectronicsの7社です。
  3. Nuvotonについて
    Nuvotonは革新的な半導体ソリューションを市場に投入するために設立されました。Nuvotonは2008年7月にWinbond Electronicsの関連会社として分割され、2010年9月に台湾証券取引所(TSE)に上場しました。Nuvotonは、アナログ/混合シグナル、マイクロコントローラ、クラウドおよびコンピューティング製品の開発に注力し、産業、コンシューマーおよびコンピュータ市場において強力な市場シェアを有しています。Nuvotonは、アナログ、パワー、およびMCU製品のためのカスタマイズプロセスを備えたウェーハファブを所有しています。また、インハウスIC製品の他に、ウェーハ工場はファウンドリサービスのための生産能力を一部確保しています。Nuvotonは、フレキシブルテクノロジー、高度な設計能力、デジタルとアナログ技術の統合を活用して、顧客に費用対性能比を提供します。Nuvotonはパートナーや顧客との長期的な関係を重視し、製品、プロセス、サービスの継続的な革新に専念しています。Nuvotonは、米国、中国、イスラエル、インドに子会社を設立し、地域の顧客サポートとグローバル管理を強化しています。詳細は http://www.nuvoton.com をご覧ください。
  4. 6LoWPANについて
    6LoWPANとはIPv6 over Low-power Wireless Personal Area Network(IPv6を利用した低消費電力な無線パーソナル・エリア・ネットワーク)の頭字語で、低消費電力な無線モジュールから構成されるネットワーク上で、IPv6を利用するための通信仕様の事を指します。このような無線モジュールから構成されるネットワークでは、本来のIPv6仕様を扱うと通信のオーバーヘッドが大きいことから6LoWPANと呼ばれる通信仕様がIETF(インターネット技術タスクフォース)によって標準化されています。6LoWPAN仕様をWPANに導入することによって、IoTを構築することができます。6LoWPANはIEEE 802.15.4規格の無線通信プロトコルを利用します。
  • 記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。

本リリースに関するお問い合わせ先

  • ユーシーテクノロジ株式会社(担当:山田、諸隈)
    Tel: 03-5437-2323
    E-mail: press@uctec.com

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