IoT-Engine開発キット導入事例

龍谷大学 長谷研究室 様

長谷 智弘 氏
龍谷大学 先端理工学部 知能情報メディア課程 教授

研究室では学生に趣味の延長で専門技術を極める感覚で研究を楽しんでほしい。自分の興味を深め、広げることで、様々な人のニーズにも敏感な人間になってほしい。

事例ポイント
課題:学生が興味をもって組込みの開発研究に勤しむ教材が必要
ソリューション:IoT-Engine開発キット TX03 M367 IoT-Engine Starter Kit
成果:学生が組込みシステム、RTOS、センサーの勉強をこのキット一つでできた。

龍谷大学の長谷研究室は、2020年12月開催のTRONシンポジウム2020に出展し、TX03 M367 IoT-Engine Starter Kit を駆使したデモ作品を展示した。

長谷氏は、 「UCTのIoT-Engine開発キットは諸々のセンサーや6LoWPANボーダルータが入っています。Arduino のインターフェイスも含まれていて拡張性もあり、組込みの入門用教材としては最適だと思いました。正直な感覚としてはちょっと予算オーバーに感じ購買に躊躇しましたが、それを上回る価値がありました」と話された。

今回は研究室の学生が作成した温度センサーで室内温度を測定し、コンピュータスクリーンに温度を表示するデモを展示していた。

展示を行った大学院生の中村さんに話を聞いた。

「研究室では、自分の研究したいことを思う存分追求することができます。IoT-engine開発キットを使って自分の組み立てたい形の作品を作成することができました。今回の作品を元に、更に何ができるのか、どういったものを開発したいのかを組込みを通して表現したいと思っています。」

「不明点は技術サポートの方が迅速に対応してくださって、解決するまで懇切丁寧に説明、指導していただきました。サンプルの説明は分かり易かったです。今後、ステップアップしていく上で、キットに無いようなセンサー、アクチュエータを使うためのプログラムを開発する手順や、ドライバーの雛形があれば、初心者にも助かります。」

「 IoT-engine開発キットを利用して学習していく過程でソフトウェアとハードウェアの両方の知識を身に着けることができます。将来はそういった組込みシステムの仕事に活かしていきたいと考えています。」