ucodeとは

ucode(ユーコード)は、さまざまなモノ、そして抽象概念を識別するためのIDです。このIDは番号で、番号自体に意味はありません。
例えば、りんごやミカンといった果物、家電製品、またその家電製品の部品といった「モノ」、そして、それらの流通記録といった「抽象概念」をucodeで識別することができます。これにより、食物の産地、栄養情報や、何がどこにあるか、どういう状態にあるかなどの経緯をトラッキングすることなどが可能です。当社のウェブサイトではucodeを活用したトレーサビリティシステムのコンサルティング、システム構築のサービスをご案内しています。詳しくはこちらをご覧ください。

ucodeはいつでもどこでも「モノ」や「抽象概念」を特定することができます。
「モノ」には識別するためにucodeが割り当てられますが、そのucodeを格納するものを「ucodeタグ」と呼びます。
「ucodeタグ」には、バーコード、スマートカード、アクティブ・パッシブRFIDチップなど多くの種類があります。特定の物理タグに制限されないことが ucodeの特徴の一つです。
利用状況に合わせて、コストや必要な機能、性能に見合うIDタグを選んで使い応用システムを作ることができます。
例:バーコード、二次元バーコード、カラーコード、パッシブタグ、アクティブタグ、センサーネットワークノードなど、

「モノ」は移動可能な物体にとどまらず、建物といった不動産や、大きくは場所といった「概念」にも応用可能です。

ucodeはYRPユビキタス・ネットワーキング研究所で開発、運用方法が研究されており、ITU-T(国際電気通信連合の標準部門)の国際標準規格のもととなったID体系で、国際的にも高く評価されています。すでにアジアを中心に国際展開も実施されており、台湾、シンガポール、マレーシア、そして、フィンランドで「ucode」技術研究の拠点が形成されてきています。

UCTでは早くからこのucodeを応用、活用し、国内外の皆様のくらし、公共インフラ、産業において安全性と効率化のためのIoTの実用化に貢献しています。

ucodeについてはuIDセンターに技術仕様が開示されています。

uID Architectureの基本コンセプト