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トロンフォーラム準天頂衛星SWGへの協力を強化

準天頂衛星SWGは一般財団法人宇宙システム開発利用推進機構(JSS)とのご協力に基づき、準天頂衛星「みちびき」のTRON OS上でのGNSS(Global Navigation Satellite System:全球測位衛星システム)用ミドルウェアの整備および実装を行うことを目的としています。準天頂衛星(QZSS)は、日本が打ち上げた測位用衛星で、日本の真上付近に必ず見えるような軌道をとっています。衛星測位では米国のGPSが有名ですが、QZSSはGPSと同様な測位用信号を発信して一体運用が可能となっています。QZSSは日本の真上付近にいるため、ビル影になりにくく従来GPSのみでは位置精度が悪くなるような場所でも通常精度で測位が可能となります。
さらに、QZSSから高精度測位用の補強信号を送信しているため、これを利用するとサブメートルあるいはセンチメートルという精度で測位が可能となります。

今後、街中を走行する配送ロボットやドローンなどでQZSSを利用した高精度測位の利用が加速するものと考えます。これらの機器に簡単に組込み、高度な応用に適用できるようなミドルウェアの整備がますます重要になります。当社社長の諸隈立志は2022年5月12日付でトロンフォーラムの準天頂衛星SWG(サブワーキンググループ)座長に就任し、この活動への協力を強化して参ります。

今年度は7月14日に2022年度第1回準天頂衛星SWGの活動を開始いたします。

今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

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